これって実際どうなの?よだれは出ていい?止める?
こんにちはめぐりんです。
あなたは赤ちゃんのよだれに対して
どんなイメージを持っていますか?
「汚い」「出ないでほしい」
「早く止まらないかな?」
なんて思っていませんか?
保育園でも、よだれは個人差が大きく
たんさんでる子どもは、
襟がベトベトになる程です。
でも、よだれには
たくさんのメリットもあるので
ぜひ、理解してイメージを少し
変えてもらえたら嬉しいです。
よだれの量が一番多いのは30代!
タイトルから衝撃が走ったと思いますが、
よだれの量のピークは
30代って言われています。
赤ちゃんが一番多いように思われますが
実はママたちの方が多いんです。
では、なんで赤ちゃんが
量が多く見えるのか
どうして口から溢れるのか
お話ししていきたいと思います。
赤ちゃんは口が閉じれない
赤ちゃんはまだ
口の機能も筋力も未熟です。
そのため
どうしても口の中にとどめきれずに
下を向けばだらぁ〜っと垂れてしまいます。
大人は垂らすわけにもいきませんし
通常は口を閉じてるので
垂れたりはしません。
しかし、うたたねしてる時に
思わず涎が垂れていたってことは
誰もが経験していると思います。
赤ちゃんは
常に寝ているように
口が緩んでいるから溢れている
というイメージが
とてもわかりやすいかも知れません。
赤ちゃんはよだれを飲み込めない
もう一つのわけは
赤ちゃんが飲み込む能力が未熟ということ
赤ちゃんはまだ出てきたよだれを
スムーズに飲み込むことができません。
そのために無くすこともできず
閉じられずで溢れてしまいます。
よだれはいろいろ教えてくれる
よだれは
会話ができない赤ちゃんのことを
色々教えてくれることを知っていますか。
知っていると言っていないのでは
気持ちの余裕が違うかも知れません。
是非参考にしてみてください。
成長のターニングポイントの目安になる
よだれの量は成長の過程で
増えるタイミングがいくつかあります。
そのタイミングは
赤ちゃんの新たな
サポート段階への気付きになります。
生後5・6ヶ月頃に増えたら
消化機能が整ってくる時期で、
体内でいろんな消化酵素が作られる為
よだれも増えてきます。
これは
離乳食の開始時期の気づきになります。
その後離乳食が、
だんだんと固形に近づいていく中で、
よだれは食物に水分を与え、
食べやすく飲みやすくもしてくれます。
生後6・7ヶ月頃に増えたら
歯が歯が生え始めるために
歯痒さを感じて機嫌が悪くなったり
歯痒さから指を入れたりなどでよだれが増えます。
歯が生えてくる気づきになるの
歯磨きの考える時期になります。
このように成長とともに
よだれが増えて
離乳食の開始のタイミングがわかったり
歯が生えることで歯痒いことや歯磨きの
タイミングがわかったりします。
ぜひ参考にしてみてくださいね。
体調不良のサインでよだれが増える
大人の体調不良の症状に
喉が痛いという症状は一般的ですが
実は乳児において
それと同様によだれが増えるというのも
ひとつの体調不良の症状として含まれています。
口内炎・舌炎・咽頭・扁桃腺などで
これらの痛み刺激が神経を介して
よだれの分泌を増加させます。
また、傷みのために
よだれを飲み込めないため
よだれが増えることもあります。
突然よだれが増えたら
風邪の初期症状だったということも
十分にあり得ます。
よだれの突然の増加があったら
口の中を気にかけたり
熱を測ってみてもいいかも知れませんね。
虫歯予防によだれは大活躍
よだれは虫歯予防にもなります。
食後口の中は酸性になります。
酸性は虫歯菌が繁殖しやすい環境です。
よだれは
口の中の酸性を中和してくれます。
歯は硬いエナメル質が覆われています。
乳歯はこのエナメルも大人と比べて弱く、
酸に腐食されたり、虫歯になりやすいです。
子どもの歯磨きはとっても
とっても大変なので
体調や機嫌によっては
歯磨きが難しいこともあると思います。
その時はよだれが強い味方になってくれますよ。
よだれはを減らすには口の筋トレ
よだれは止めることはできません。
しかし、なんで赤ちゃんが垂れてしまうのか
先に話したようにその原因を防げば
30代よりも量は少ないので
問題はなくなります。
では赤ちゃんの口がどうやったら
閉じられるようになるのか。
それには口の筋力を
鍛える必要があります。
では、どうやって筋トレをするのか。
赤ちゃんにとって刺激は筋トレになる。
口の周りを綺麗な指でツンツンしてあげたり
おもちゃをたくさん舐めることも
赤ちゃんにとっては筋トレになります。
そんなことでも筋トレって思うかも知れませんが
「べとべとになるからあまり舐めて欲しくない」
って留めていたことが
実は筋トレを禁止して
口を閉じられなくしてたってことに
繋がっていたかも知れませんね。
ぜひよだれが早く落ち着いて欲しかったら
いっときのベタベタは我慢して
たくさん舐めて筋トレしてもらいましょう。
よだれかぶれ対策
よだれのメリットは
わかったけど、たくさん出る子は
口元がよだれでかぶれたりします。
よだれかぶれとは、
赤ちゃんの口周りに起こる肌トラブルのことです。
よだれかぶれになると、
口周りが赤くただれたり、
赤い湿疹ができたり、
肌が乾燥してカサカサしたりなど
といった症状が現れることもあります。
よだれかぶれの原因は、
よだれや食べかすなどによる皮膚への刺激です。
赤ちゃんの肌に付いたよだれや汚れを放置していると、
その部分にかぶれが起きやすくなります。
また、口周りに付いたよだれや汚れを
タオルなどで拭き取るときの摩擦も、
よだれかぶれの原因となることがあります。
ではどうしたらいいの?
そんな声に応えていきたいと思います。
拭くときはガーゼでピタッと擦らず!
もちろん食べかすがよだれがついたまま
なのは一番よくありません。
ここで大切なのが、
拭くものや拭き方です。
拭く際は、
肌に優しいガーゼを濡らしたものや
ウェットティッシュなどを
ピタッと軽く押しつけつようにして、
できるだけ少ない回数で
拭きとるようにしましょう。
綺麗にしたらワセリンで保護しよう!
綺麗にした後もそのままにすると
乾燥して痒みなどが出やすくなります。
綺麗にした後は、口に入っても平気な
ワセリンなどを塗って保護してあげましょう。
スタイはできるだけこまめに変える!
よだれが多い時期やお子さんは
数時間でスタイが
ベチャベチャになってしまうことも
珍しくありません。
もちろんよだれがついているスタイが
口をさらに刺激したりすることもあります。
スタイが濡れたら
できるだけこまめに
変えるようにしましょう。
どうでしたか?
「よだれは汚い」「よだれとまって〜」って
思っていたあなたの気持ちは少し変わったでしょうか。
確かに、汚く見えたり、
かぶれたりもしますが、
大切なものでもあります。
よだれはいつかは止まります!
そのためにできるのは、
たくさん舐めたり口の刺激をしたりして
口の筋力を高めて早く閉じられるように
促していくことです!
めぐりん
プロフィール ○保育士歴15年以上 私立・公立・社会福祉法人などの保育園・子ども園・幼稚園 全てに勤務経験あり,0〜5歳全ての担任経験あり ○ベビーシッター歴15年以上 水泳・ピアノ・自転車・通院・付き添いなど完全オーダーメイド ○子育て相談シッティング30人以上 発達相談・離乳食・夜泣きなど個々の悩みを解決 ○歯科医院専属保育士経験あり 子どもの歯医者デビューや歯科ケア相談 ○ベビーマッサージ講師 プライベートレッスンや子育て支援施設での講師経験あり ○ベビーフォト撮影 お客様の自宅や自宅兼サロンでゆったりと撮影